令和元年9月15日(日)
南海高野線の橋本−極楽橋間は、急勾配、急曲線が連続する山岳路線です。
沿線は民家も少なく、乗降客数10人/日程度の駅もあるようです。
9月中旬とは言うものの、まだ完全な夏の天候のもと「奈良・斑鳩1dayチケット」で橋本−極楽橋の全駅で下車して撮影を楽しみました。
●●南海高野線●●(12分24秒)
難波から高野線の旅を開始します。3連休の中日、天気も良く電車は行楽客で混んでいました。
(難波)
難波から約50分で橋本に着きます。ホームには大勢の人が「天空」の乗車を待ち、ホーム横の留置線には「天空」が待機していました。
(橋本)
私はこれに乗り、一足早く橋本を出発です。
(橋本)
まずは紀伊細川で下車です。
(紀伊細川)
駅前はこのような感じで、辛うじて車が1台通れる道があるのみです。
(紀伊細川)
先ほど橋本で見た「天空」や「こうや」がやって来て、効率よく動画を撮ることができました。ただカンカン照りで、影ができて難しかったです。
(紀伊細川)
「天空」が極楽橋から折り返して来ました。
(紀伊細川)
紀伊細川には約1時間いました。次は極楽橋に向けて移動です。
(紀伊細川)
終点極楽橋です。駅の廻りは何も無く、降りた人はほぼ全員、ケーブルカーで高野山に向かいます。
(極楽橋)
映っている橋は、極楽橋です。
(極楽橋)
ホームに戻り撮影しました。
(極楽橋)
駅の雰囲気は約40年前と変わっていないように思えました。
1977年の写真
(極楽橋)
この後、紀伊神谷に移動しましたが、切符が手元に無いことに気づきました。
どうやら極楽橋で落としたようです。
がっかりしながらも紀伊神谷で動画を1本写して、極楽橋に戻ったところ、この写真を撮った場所に落ちていました。やれやれでした。
極楽橋で切符を拾い、すぐに橋本行き電車に乗車しました。
紀伊細川で10分程度の停車があり、再度この駅で交換する「天空」及び「こうや」を撮影できました。
(紀伊細川)
上古沢で下車しました。この駅も紀伊細川同様、駅前には何もありません。
珍しく原付で駅前にお客さんが来たと思ったら同好の方で、大阪市内から来られたと聞き驚きました。
しばし情報交換を行いました。
(上古沢)
勾配もさることながら、曲線も小さく車輪を軋ませて電車が走ります。
(上古沢)
同好の方によると、この駅は昨年まで交換施設があったものの、大雨で谷側の崖が崩れて廃止になったそうです。
(上古沢)
上古沢の次は、下古沢で下車しました。
上古沢の交換施設が廃止されたため、この駅に交換施設が復活したそうです。
(下古沢)
上の下り「こうや」を待たせて上り「天空」が通過していきました。
(下古沢)
次は高野下です。
この駅の周辺には有名なお立ち台がいくつかあります。
ひとつは極楽橋側の急カーブの俯瞰で、模型のレイアウトのような光景です。
(高野下)
もう1つは九度山側へ15分ほど歩いたところにある丹生川を渡る鉄橋です。「高野山森林鉄道跡」であると書かれた「竜王渓遊歩道」を通って行きます。
目的地です。丹生川沿いに線路が敷かれ、見通しが効くところを電車がやって来ます。動画の撮影地としても良いと思います。
(高野下−九度山)
丹生川の鉄橋から九度山まで歩き、再び電車に乗りました。
普通は2000系の運用が多く、この日初めて転換クロスシートの2300系に乗車しました。窓が大きく素晴らしい車両と思います。
ただ、これも1駅だけの乗車で学文路で下車しました。
この日は途中、食事にありつけずにひもじい思いをしました。学文路で辛うじてビールの自動販売機を見つけ、空腹を満たしました。
その後、紀伊清水で下車して、有名な撮影ポイント清水カーブに向かって2km近く歩きました。
途中すれ違った電車です。
(紀伊清水−橋本)
紀伊清水のカーブです。午後順光でよい写真が撮れます。
特に動画が良いと思います。
(紀伊清水−橋本)
カーブの内側から良い写真を撮れそうですが、個人地のようでもあり、遠慮しました。
(紀伊清水−橋本)
このように引き付けるより、2枚上の写真のように遠目に撮る方が良いと思います。
(紀伊清水−橋本)
紀伊清水のカーブから更に2km弱歩き、橋本にたどり着きました。
ちょうど極楽橋からの「天空」が到着したので、車内をのぞき込んでみました。
(橋本)
上の写真は暗くて、雰囲気が分かりにくいですね。車内の吊り下げ広告で雰囲気を味わってください。
この日は2万歩ほど歩き、汗だくヘトヘトになって、難波に戻りました。
この後、難波で土産を買い、近鉄で京都に帰りました。
(難波)
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