ちょっとむかしの電車のアルバム
H21.5.9UP
 平成2年7月13日〜17日

 JR西日本が新幹線+関釜フェリー+セマウル(韓国国鉄の特急)による大阪〜ソウルの切符「日韓共同きっぷ」なるものを売り出していました。
 一度外国の鉄道に乗ってみようということで、この切符を使って、友人と韓国4日間の旅をしました。
 海外旅行自体初めてで、インターネットも無い時代、十分な情報が無い中でのプランニングであり、どのような事になるか不安でしたが、現地では特に困ることもなく、韓国の鉄道などを楽しむことができました。

13日 京都1000−(新快速)−1025新大阪1025−(ひかり5)−1336小倉1356−1410下関・下関港1700−(船中泊)
14日 −830釜山港・釜山1000−(トンイル)−1216慶州(泊)
15日 慶州910−(セマウル22)−1320?ソウル(泊)
16日 (水仁線など乗車)
17日 ソウル1550−(JAL972)−1700頃福岡・博多−新大阪−京都

 船で釜山に着きタクシーで釜山駅に向い、筆談で慶州までの切符を買って、韓国鉄道の旅を開始しました。
 釜山から慶州までは、客連のトンイル(準急)に乗りました。風景は日本の田舎に通じるものもありましたが、家の造りや川の堤防の様子などやはり異国に来た感じがしました。
 これは釜山〜慶州の途中駅の停車時に写したものです。


 
 これも釜山〜慶州の途中で撮ったものです。
 韓国では鉄道は軍事施設に準じるもので写真撮影は慎んだ方がよいとの情報もありました。途中、戦車らしきものを積んだ貨車などを見かけたときは、さすがに写すのをためらいましたが、そのように特殊なもの以外を人目を避け撮影しました。
 慶州到着後は雨の中、寺や遺跡などを見て回り、リゾートホテルのようなところに泊りました。


 
 韓国2日目です。
 ホテルからバスで慶州駅に向いました。写真のとおり、こじんまりした駅です。

(慶州)
 
 ピドゥルギ(普通)です。慶州では気動車は見かけませんでした。

(慶州)
 
 上の客連にディーゼル機関車が連結されました。いかつい機関車と低いホームに大陸を感じました。

(慶州)
 
 セマウル(特急)です。この列車でソウルに向かいました。約4時間の乗車でした。日本の在来線特急のグリーン車のような車内で、食堂車もありました。
 この日はソウルに着いた後、博物館や寺に行き、繁華街をうろつくなど一般の観光客のような行動をしました。

(慶州)
 
 ソウル市内のホテルに泊まり韓国の3日目を迎えました。
 この日は韓国国鉄唯一のナローゲージの水仁線に乗りに行くことにしましたが、その前に友人とは別行動で写真を撮りに行きました。
 記憶も記録もあいまいですが、ソウル市内のもう1つの主要駅である清凉里で写真を撮った後、ソウルで友人と合流したように思います。
 ここから3枚はおそらく清凉里ではないかと思います。

(清凉里?)
 
 列車の出入りも激しく、いろいろな車両を見ることができました。
 それまで写真を撮っているのを見られても何も言われず、撮影に大胆になっていましたが、ここで車内の様子を撮ろうと車内に入ってカメラを構えたら、掃除をしていたおばさんに激しくまくしたてられました。おそらく「掃除しているのだから入るな」と言ったのでしょうが、チョットひやっとしました。

(清凉里?)
 
 架線は張られていますが、電車は見かけなかったように思います。

(清凉里?)
 
 水仁線の始発駅水原に向かうべくソウル駅に行き、例のごとく筆談で切符を買い、改札を入りました。
 韓国の車両の知識は全く無かったのですが、思っていた以上に変化に富んでおり楽しめました。

(ソウル)
 
 ムグンファ(急行)です。

(ソウル)
 
 この列車に乗って水原に向かったように思います。

(ソウル)
 
 水原ではしばらく時間があり、駅周辺をうろうろし昼食を取りました。

(水原)
 
 水仁線の車両です。
 右に写っているのは付随車か客車です。廃車体ではないようですが、どのように使われていたのかは分かりません。
 左の気動車に乗車しました。

(水原)
 
 水仁線は水原〜松島間46.3kmです。ソウルからそれほど遠くないところにありながら、1日3往復しかありませんでした。
 沿線は主に田園地帯でしたが、安山近くでは線路まで民家がせまる下町的なところを走っていたように思います。
 小ぶりな車体で結構な速度で走りました。

(水原)
 
 左は国電の新1000系です。このように標準軌の車両と並ぶと水仁線の車両のサイズを感じていただけると思います。

(安山)
 
 安山からどのようにソウルへ戻ったのか、はっきりしませんが、ここからはそのとき撮った写真です。


 
 国鉄と相互乗り入れをしている地下鉄の1000系です。国鉄の初代1000系と同じ形をしています。


 
 ソウルの近郊の普通(ピドゥルギ)は、電車と気動車しか見かけませんでした。


 
 国鉄の初代1000系です。日本国鉄(JR)の301系のような顔をしています。
 初期車は日本製です。


 
 これで鉄道の写真は終わりです。翌日はソウル市内を地下鉄で移動しながら、観光地などを回り、夕方にソウルから飛行機で福岡に戻り、新幹線で大阪まで無事帰ってきました。


 

番外編(ソウルの駅の写真)

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