ちょっとむかしの電車のアルバム
H20.5.10UP
 昭和63年3月

 某趣味の会主催により、新たに登場した名阪特急(アーバンライナー)の見学会に参加しました。
 上本町集合し、特別に準備いただいたアーバンライナーに早速乗車して高安車庫に行き、そこで撮影となりました。
 普段写すチャンスが少ない車両も並べられ、近鉄の粋な計らいに感謝したものでした。
 いろいろな資料などもいただき、撮影会終了後は再び電車で(帰りは5200系だったかも?)上本町まで送ってもらうという充実した見学会でした。

 アーバンライナー21000系は全電動車編成で、民鉄初の最高速度120km/hにより、鶴橋〜名古屋間1時間台(1時間59分)の運転を達成することになりました。
 今までにないカラーリングに近鉄の意気込みを感じたものでした。
 それらが評価され、ブルーリボン賞も受賞しています。

(高安車庫)
 
 名古屋方の写真です。こちら側2両がデラックスカーといわれる特別席を備えた車両でした。
 1+2の座席配置、オーディオサービスなどJRのグリーン車並の車両はそれまでの私鉄に無いもので新鮮な驚きでした。

(高安車庫)
 
 形も色も美しく乗ってみたいと思うデザインでした。

(高安車庫)
 
 上と同じく、先頭車の横顔です。

(高安車庫)
 
 21000系レギュラーカーの車内です。
 荷物棚の下にや窓の柱部分にも照明があり、落ち着いた感じの仕上がりです。

(高安車庫)
 
 21000系の運転台です
 斬新なデザインや接客設備でしたが、性能的には制御装置、ブレーキとも従来の車両と同様で、運転台も特に珍しいものではありませんでした。
 外には見学会参加者が写っています。

(高安車庫)
 
 こちらも新たに登場した5200系です。この車両については、この日初めて知りました。
 3扉転換クロスシートの車両ですが、それまで近鉄の通勤車のクロスシートといえば(国鉄113系のような)固定クロスの2610系で、近鉄に阪急や京阪の特急車のような車両が出るとは驚きでした。
 VVVF車で性能的にも優れたものでした。

(高安車庫)
 
 小学生の修学旅行などの団体専用列車として使われていたオール2階建ての「あおぞら」号20100系です。
 有名な車両ですが、このとき初めて見ることができました。
 この車両は非冷房であったこともあり、21000系の登場により玉突きで従来の特急車が団体列車に使われることになり、活躍の場が狭まっていったようです。翌年あおぞら2世の登場で第1線から退いたそうです。

(高安車庫)
 
 「あおぞら」号と並ぶ元特急車2250系から格下げされた602です。
 602は、鮮魚列車として使用されていました。

(高安車庫)
 
 2430系です。
 京都線の裾を絞った車両を見慣れていたので、大阪線の車両は新鮮でした。

(高安車庫)
 
 最後に1480系を写しました。こちらの形式は、その後1編成が上の602の後継車として鮮魚列車に改造されています。
 冒頭にも書いたとおり、撮影会終了後は再び電車で上本町まで送ってもらい解散となりました。

(高安車庫)


 

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