昭和61年10月2日
近鉄東大阪線10.2kmが開通しました。久しぶりの新線開業でしたので、平日に仕事を休んで開業の翌日に早速、試乗に出かけました。
近鉄京都線・奈良線で生駒に向かいました。
途中、西大寺で撮った写真です。
(西大寺)
近鉄東大阪線に乗り入れる大阪市交20系です。
路面電車を除く鉄道で初のVVVF車です。この1年ほど前に初めてこの車両に乗りましたが、加速の際の音に感動したものです。
写真左の線は奈良線で、後ろは延長4,737mの生駒トンネルです。東大阪線のトンネルは大阪電気軌道時代に造られた旧生駒トンネルの一部を再利用してます。
(生駒)
東大阪線開通に合わせ登場した近鉄7000系です。それまでの近鉄車両と全く異なったデザインです。優れたデザインに贈られる「グッドデザイン賞」なるものを鉄道車両として初めて受賞しています。
(生駒)
東大阪線ホームから見た奈良線です。
(生駒)
いよいよ生駒から新線に乗車しました。
長いトンネルを大阪側に抜けると視界が開けましたが、更に進むと線路上にフタをするように阪神高速道路が設けられていました。
(吉田)
30系はこの頃、大阪市交の主力として活躍していました。
エアコンは無く、ビニール張りのコチコチシートで他の大手私鉄の車両に見劣りし、好きになれませんでしたが、既に多くは引退し、今こうして写真を見るとなつかしく思います。
はっきり覚えていませんが、中央線の地下区間を通り過ぎ、西側の地上区間まで行ったようです。
(弁天町)
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