ちょっとむかしの電車のアルバム
H18.1.8UP
 昭和59年9月

 20年少し前まで、京都府内の国鉄線は東海道線と湖西線を除き非電化でしたが、その電化から取り残されていた路線のトップを切って奈良線が電化されることになり、電化直前に乗りに行きました。
 このときの奈良線はデータイム毎時2本で、写真のとおりキハ35の2連を主体に運行されていました。
 電化によるダイヤの大きな変化は無く、唯一の優等列車の急行「紀ノ川」が廃止されたことぐらいではなかったと覚えています。また、車両も東京で使い古された103系から改造の冷房も無い105系の2連が主体で、たまに春日塗りの113系が運用されるような状況で、いまいちパッとしない電化と感じたものでした。
 しかし、その後105系は冷房化され、快速運転開始、各駅の行き違い施設設置、相次ぐ増発、新駅設置、一部複線化と毎年のように改善がなされ、今では電化直前の状況が想像できないような立派な路線になっています。

 宇治駅の様子ですが、写真のとおり既に架線柱が立ちホームの嵩上げ工事もなされています。
 この宇治駅はその後宇治〜新田複線化の際に大改造されています。

(宇治)
 
 この頃、普通は京都−奈良間の運転が主でしたが、一部桜井線まで乗り入れているものもあったように思います。
 写真は奈良駅です。横の103系は関西線の運用に就いていたものです。

(奈良)
 

top page
inserted by FC2 system