ちょっとむかしの電車のアルバム
H17.11.12UP
 昭和58年12月

 大手私鉄で唯一、架線電圧が全線600Vであった京阪が1500Vに昇圧される日が来ました。これに伴って旧性能車が一掃されてしまうことから写真を撮りに行きました。
 このとき友人が135mmの交換レンズを貸してくれ、初めて接する望遠レンズに感動し、京阪の写真を撮りに行くというより、望遠レンズを楽しむ撮影になりました。
 走行写真の撮影の経験が殆ど無く、撮影日は天候が悪かったこともあり、ピントが甘いか、カメラぶれの写真ばかりで、標準レンズで撮った写真がかろうじて紹介できるような結果でした。

 600系です。ノーシル、ノーヘッダーの綺麗な車体ですが、足回りは旧性能車の流用です。京阪では足回りを流用した電車が廃車になり、次にその車体流用の新車が出るということがありますが、この600系の車体は流用されず、昇圧に伴い廃車されてしまいました。
 後ろの立派な鉄橋は近鉄京都線です。

(観月橋)
 
 2600系です。この昇圧では特に変化はありませんでした(というか、昇圧に併せ2000系の車体を流用して登場した車両です)。撮影場所ははっきりしませんが、交野線と思われます。

 
 上と同じく2600系です。ただこちらは車体新造の30番代の車両です(尾灯の形が異なり、ヘッドライトの大きさが上の写真と異なります)。2600系は車体形状、台車、車内の作りなどバラエティに富み、趣味的に面白い形式です。

(中書島〜淀間)
 
 ついでに撮った国鉄奈良線です。このころキハ35が毎時1〜2本走る全くのローカルな路線でした。しかしその後、本数増加、電化、快速運転開始、駅設置、複線化と飛躍的に便利になり、京阪宇治線の強力なライバルになって行きます。

(宇治付近)
 

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