昭和58年4月29日
毎年、ゴールデンウイークには大学の鉄研で新入生を迎え近場に出かけるのが恒例で、この年は別府鉄道の見学に行きました。
私にとっては2回目の訪問で、前回の訪問時(S51年)は土山線だけでしたが、このときは同線に加え野口線にも乗り、全線完乗することができました。
この時のネガはこれまで掲載した写真のネガ同様に保存していたのですが、カビが生えていました。なんとかここまで補正しましたが、残りの写真も心配ですので出切るだけ早く電子化したいと思います。
京都から国鉄に乗り、加古川経由で高砂線の野口に行き、別府鉄道野口線に乗り換えました。
野口で出発待ちの別府鉄道の運転士を囲んで話をすることができ、同鉄道の状況について細かい話を聞いたのですが、残念ながらその内容はあまり覚えていません。ただ、その運転士の「客として他社線に乗り、運転席を覗くと自分もそのような路線の運転をしたいと思う」という話に皆が受けたことが印象に残っています。
これは野口線の列車ですが、同線は普段から気動車で運行されていたようです。このキハ101は元片上鉄道の車両です。更に遡ると国鉄の車両のようです。
(野口)
上のキハ101の車内です。
前回訪問から7年近く経ちましたが、別府鉄道の様子は殆ど変わらず、レトロ客車「ハフ7」も健在でした。既に大手私鉄では冷房車はあたりまえの時代に、神戸近郊でこのような光景が見られたのは奇跡だと思います。
別府鉄道見学後、解散になり山陽電鉄で戻りました。この頃、山陽電鉄ではまだ旧性能車が活躍していました。写真の300形は、15m車の釣り掛け車です。
(電鉄別府)
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